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2009.02.28

くにのちから

国力って、何でしょうか。

GNP?
軍事力?
石油埋蔵量?
核保有数?
財政収支?
失業率?
貧困率?
…まぁ、いろんな考え方がありますよね。

そんな中、
国力を、将来を担保するものと
定義するなら、
やはり、「人」ってとこに落ち着くような。
つまりは、「人口」。
もっといえば、「労働人口」。

例えば、平均寿命を80歳とすると、
今20歳の人の持ち時間は60年。
という感じで、
全国民の持ち時間を求めてみると、
大体その国の将来が見えてくる感じ、
しませんかね?

それからすると、
やっぱりこの国の最大の問題点は、
少子高齢化、それも「少子」の方でしょう。

ここなんとかせんとね。
この国の未来のために。
すぐそばで眠ってる子供たちのために。

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2009.02.27

「ハンバーガーを待つ3分間」の値段

いろいろと気になるところの多い一冊でした。

ますはざっと目次をみてみよー。

1 名前のないもの
2 解釈する力
3 行列の科学
4 選択の基準
5 日常生活の中のエイリアン
6 人を動かす引力
7 正論の範囲

一番面白かったのは、
第5章かな。
ここでは、名前をつけるということの、
持つ意味を考えさせます。

例えば「携帯電話」。
あれをその原理ゆえに、
「無線機」と呼べば、
これほど普及したりはしなかった。
「電話」というすぐそばにある、
身近なメタファーとして、
衣をまとわせた。

いろんな見方、考え方が、
あるもんです。
3分といって待つ人もいれば、
待たずに去る人もいる。
その選択を相手にさせる。
つまりは、それが人の尊厳だと。

結局人間の尊厳というのは
自分の力で自分の未来を
選択していくことを言うのではないか

一方通行はないんですよね。

誰かの話を聞く、ということは、
その人と話しをすることと何も変わりません。

何だか気持ちがフラットになりました。

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2009.02.26

花粉症という流行

大学生の頃、
中型二輪の免許を取って、
買ったばかりのバイクで、
学校に通ってました。

冬の寒さも緩み、
春の気配が強まった頃、
ヘルメットの中で、
あふれ出す鼻水に、
ボクは困惑してました。
それがボクの花粉症の始まりでした。

でもその頃、花粉症は、
花粉症じゃありませんでした。
多分日本全国で、
同じように風邪かなと思いながら、
お医者さんに行った人は数多いと思います。

多分この症状に花粉症という名前がついてから、
花粉症は大流行しだしたんだと思います。

これが、ちょっとひどい鼻かぜとか、
アレルギーのひどいやつとかだったりしたら、
ここまで対策グッズが出回ったり、
テレビで花粉予報が出されたりというような、
社会現象にまでならなかったんじゃないかな。

実際花粉症という命名は、
この症状のメカニズムからすると、
一つの主要な原因であることは確かですが、
ズバリというわけじゃありませんよね。
でも今までもやもやしていた
自分のこの状態に、
初めて人に言ってもわかってもらえる
名前がついた、
そう、共通の認識が持てたということですね。

流行には、「通じ合える」ということが、
とても大事なんだなぁ、と。

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2009.02.25

床下仙人

床下仙人 (祥伝社文庫)
原 宏一
祥伝社
売り上げランキング: 87240

一緒にいたいから結婚したのに、
その生活を維持するために、
一緒にいる時間がどんどん減っていく、
そんな矛盾を、
床下から侵入してくるものが
突きつけてきます。

サラリーマンの生態が
よく描かれていて、
その哀しみが、
なんか、笑いとともに、
切なく響くんですよねー。

それにしても、
よくこんなこと考え付くよなぁ、
ってのが実感です。
腹抱えて笑いながらも、
どっか冷え冷えとしてくるって
ところでしょうか。
でも最後は、ちょっと希望が?
という後味もいいっすよ。

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2009.02.24

中華そば・てんくう@浅草

評判の合羽橋近くのラーメン屋てんくう。
味玉醤油ラーメンと大盛りの食券を買って
待つこと10分弱。カウンターに通される。

店主の湯きりの技を見ながら待つことしばらく、
ラーメンが運ばれてくる。
透明感あるスープに細めん、
トッピングは、チャーシューにしなちく、
ほうれん草、そして味玉。

まずはれんげで軽くスープを飲む。
鰹の効いた魚系の上品な味わい。
味玉もその味付けといいゆで方といいわたしのど真ん中。
チャーシューも見た目はもっと歯ごたえしっかりかと思いきや、
意外に柔らかくて味も本来の焼豚をしっかりと感じられてよかったなぁ。

また、驚いたのがしなちく。
変な臭みが全くなく、
これまで食べた中では一番かもしれない。

全体にとてもバランスが取れてますねー。
最後スープを飲み干す段になって、
ほんのりとゆずが立ち上がってくるあたり、
後味にもしっかりと気が配られてる感じがして
好感が持てます。
これなら塩系も楽しみだし、
具としてえびワンタンなんかもそそられます。

坦々麺も他の人の注文したものをチラッと見た限りでは、
クリーミーな感じがしてこれもうまそー。
楽しみなラーメン屋です。

てんくう@浅草
東京都 台東区松が谷1-3-15  佐野ビル1F
定休日:日曜日・祝日
(定休日: 日祝、第2水曜日)
[平日]11:30 - 15:00/17:30 - 20:00
[土曜日]11:30 - 15:00

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2009.02.23

「残業ゼロ」の仕事力

「残業ゼロ」の仕事力
吉越 浩一郎
日本能率協会マネジメントセンター
売り上げランキング: 1446

GNN(義理・人情・浪花節)はほどほどに、
TTP(徹底的にパクる)は恐れずに。

目次(アマゾンより)
  第1章 御社の残業がなくならない理由
  第2章 問題はとにかく「分けて」考える
  第3章 次に「会議」を変えていこう
  第4章 「続ける」ための考え方
  第5章 「速くて強い」チームの作り方
  第6章 「仕事の常識」はこれだけ変わった
  第7章 ほんとうのワークライフバランス

全体を通して、
何事もトップの覚悟が
大事ということがよくわかります。

これは、大企業でも、
中小企業でも、
そして究極には、
個人でも同じことがいえますね。
だって、自分のトップは自分でしょ。

それと、大いに参考になったのは、
問題を解決するときのこつですね。
第2章に出てきますが、

  問題というのは、
  単独で存在するように見えても、
  その実体は複数の小さな問題の集合

だったら、その問題を解決するには、
自分のサイズにあった問題になるまで、
ブレイクダウンしていけばいいんですね。

最後に、197ページのグラフ。
これいいですねー。
自分の現在過去未来を、
グラフ化してみて、
これからのこと、
考えてみましょうかね(^^;
まだ遅くないはずです。

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2009.02.22

セカンドウィンド

セカンドウィンド〈1〉 (ピュアフル文庫)
川西 蘭
ジャイブ
売り上げランキング: 20148

今自転車が熱いです。
ロードレースを描いた作品というと、
わたしの中では、
まず『シャカリキ』が来ます。

この作品も少年のビルドゥングスロマンの形を取ってます。
山深い田舎の村の少年、
ライバルの自転車エリートたち、
幼馴染の少女、
複雑な家庭環境と
いろいろと後々のお楽しみ満載というところです。

その中でこの第一巻で
一番印象的なのは、
回りの自然かな。

森の深さ、
さらにその奥にある巨木、
神秘的な池など、
主人公の喜怒哀楽を、
包み込み、あるときは厳しく、
あるときは癒しの場所として、
描かれてます。

これから、
どういう風に展開していくのか、
先が楽しみな小説です。

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2009.02.21

伝説のプロ野球選手に会いに行く

伝説のプロ野球選手に会いに行く
高橋 安幸
白夜書房
売り上げランキング: 127247

まず表紙がカッコイイ。
苅田久徳さん。
日本で最初のプロ野球選手。
まさに伝説ですねー。

そんな伝説の人10人に
会いに行ってインタビュー。
一番印象的だったのが、
中西太さん。
日本人ならではの、
その打撃理論は、ほんと科学的。
というか物理的!?
一つのことを極めたひとの理論は、
すべてに通じるというのは、あるよねー。

杉下さんの、「フォークはナックル科」
というのも実によかった。
高速無回転というと、
最近のサッカーのシュートでもあるけど、
キーパー正面でも取れないってやつ。
あんな感じだとすると、
サイズが小さい野球のボールだと、
ほぼ捉えるのは不可能だよねー。
まさに魔球です(^^;。

皆さんの中で、
イチローと松井の評価が高くて、
清原がも一つだったのは、
何だかわかる気がします。
柔らかさなのかなと。

わたしの年代だと
リアルで選手時代を知ってる人たちではないんだけど、
解説者だったり、いろんな形で、
知ってる人たちではあるんで、
実に楽しめました。

さて、今現役の選手の中で、
20年後、30年後に、
こうやって伝説として語られる選手、
果たして何人ぐらいいるのかなぁ。

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2009.02.20

アップルの人

アップルの人 (新潮文庫)
宮沢 章夫
新潮社 (2008-12-20)
売り上げランキング: 40765

何だか時間の無駄遣いって気が(^^;
とはいえ、そもそも読書そのものが、
究極の暇つぶしだと考えると、
まさにこれこそ読書のネ申かも(^^;

ってことを考えているうちに、
この「ネ申」ってのも、なんだかねぇ~。
一昔前で言うと、
「究極」とか「チョベリ」
何とかといってたりもしたような。
それがいまや「ネ申」。
日本には、八百万ほどいらっしゃるらしいけど、
そんなにいたらありがたみがないというか。

おっと全然関係ないほうに話が…。
あ、そろそろお後がよろしいようで(^^;

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2009.02.19

不全世界の創造手

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)
小川 一水
朝日新聞出版
売り上げランキング: 15431

創造主ならぬ、創造「手」ってのがみそ。

ものづくりの天才少年と金儲けの天才少女が、
手を組んだ時、世界はどう変わるのか!?

自己増殖型ロボットと、
人の成長性を見抜く才能という、
アイディアが面白い。
特に、その自己増殖型ロボットによる
いろんなプロジェクトがいい感じ。

こつこつと変わるぐらいのスピード感が
いいのかもね。
そう、ちょうど歩くぐらいの。

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2009.02.18

疲れちった(^^;(by イチロー)

今年の流行語大賞になっちったりして(^^;

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2009.02.17

あらしのよるに

あらしのよるに スタンダード・エディション [DVD]
東宝 (2006-06-23)
売り上げランキング: 3059

先日録画しておいた『あらしのよるに』を観た。
羊と狼の種を越えた友情を描いたアニメなんだけど、
面白かったんは、二匹がそれぞれの群れを離れてからのこと。

狼の群れは執拗に自分たちを裏切った狼を追い続ける。
もちろん制裁を加えるために。
一方羊の群れは、全く知らん振り。
というより、描かれもしない。
これは知ってか知らずか
対比としては興味深かかったなぁ。

イメージとしては、弱い羊の方が、
仲間を大事に思うというか、
群れの結束が固そうに思うんやけど、
実際群れとして、
その行動が描かれたのは狼の方。
それも、感じとしては、
可愛さ余って憎さ百倍的な感じ。

動物占いで、オオカミな私としては、
何となくいい気分だったりして(^^;
群れとしての結束は狼の方が固いということやね。

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2009.02.16

ニュー王将@浅草

カツ丼気分というのがあります。
1ヶ月に1回ぐらい唐突にやってきます。
まさにそういう土曜日でした。

「カツ丼、浅草」でググってみたところ、
「ニュー王将」さんが引っかかりました。
これは行かねば(^^)。

ということで、
浅草寺の境内を抜けて、言問い通りに出ます。
雷5656会館というべたな観光処をひたすら北上します。
浅草警察の通りを越えて二つ目の路地を左に折れます。
ありました、ありました。
どっかほっとする懐かしさを感じますね。
ドアを押して入店です。

お客さんは初老の男性がカウンタに一人。
常連さんでしょうか。
真ん中の大きめのテーブルに陣取ります。
水の入ったコップとビンごと水を置きながら、
おばさんが日替わりランチのメニューを説明します。
どうやらお昼のランチは、
日替わりから注文するのが無難なようです。
「豚の生姜焼き」をチョイスです。
おっとそれと、ぽかぽか陽気です。
生ビールもいっときます。

わたしの後に、
ご近所さんでしょうか、
挨拶しながら次々とやってこられます。
ほんま地の方御用達のお店のようです。
そういうお店、まずいはずありません。
これは期待大です。

わさびがちょいと利いたサラダっぽいつきだしと
生ビールでスタートです。
しばらくちびちびやってると、
豚の生姜焼きが登場です。
付け合せはポテトサラダと
千切りキャベツ。
そばにはマヨネーズ。
よしよし。
これは例のぐちゃぐちゃ大作戦発動ですな。
ということで、
生姜焼きと千切りキャベツを混ぜ合わせます。
そこにマヨネーズを投入、
さらに混ぜ混ぜ。
まずいはずがありません。
もうめちゃうまですわ(^^;

どんぶり飯も、
のりふりかけ「さるかに合戦」を
どばっとふりかけてわしわしと頂きます。

お味噌汁もついてこれで700円は
コスパいいんとちゃいますかね。

さて次は、夜来て、
メンチカツとカツ丼、
それにチキンカツ食べましょかね。
楽しみなお店です。
ごっそさん(^^)/

和洋食・ニュー王将@浅草
東京都 台東区浅草5-21-7
03-3875-1066
定休日:火曜日・(月1回のみ)水曜日
ランチ 12:00 - 13:00
[土曜日]12:00 - 13:00/17:00 - 22:30
[日曜・祝日]12:00 - 13:00/17:00 - 22:30

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2009.02.15

この世でいちばん大事な「カネ」の話

  人が人であることをやめないために、人は働くんだよ。   働くことが、生きることなんだよ。

すべての図書館、
特に子供たちの通う学校の図書館には、
必ず置いておくべき一冊です。


  第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。
       「カネ」がないってつまりはそういうことだった。
  第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、
       自由を手に入れるということだった。
  第3章 ギャンブル、為替、そして借金。
       「カネ」を失うことで見えてくるもの。
  第4章 自分探しの迷路は、「カネ」という
       視点を持てば、ぶっちぎれる。
  第5章 外に出て行くこと。
       「カネ」の向こう側へ行こうとすること。
  おわりに

書いてあることは、
身もふたもないことばかりです。
でも本当のことです。

それにしても、
波乱万丈という言葉は、
この人のためにある言葉だなぁ、
ってつくづく思いますわ。

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2009.02.14

4アウト

4アウト―ある障害者野球チームの挑戦
平山 讓
新潮社
売り上げランキング: 31706

各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする
〜『野球規則』第一条「試合の目的」

運動が苦手なわたしにとって、
唯一人並みに出来るスポーツが野球です。
勝ち負けにこだわることの出来る
唯一のスポーツかもしれません。

野球っていろんな関わり方ができる
スポーツなんですよね。
そりゃレギュラーとして
活躍できれば一番ですけど、
そうでなくても、足が速いから、
代走とか、判断力が優れているから、
3塁コーチとか、
勝つためにいろいろとやれる。

だからこそ、
一度はまるとやめられなくなる。
そんな想いは、
健常者であっても、
身障者であっても、
全く同じなんですね。

野球はただ一つのボールを、
投げて打って始まるスポーツです。
それは誰にとっても同じです。
ボールは誰にとっても
同じ速さで飛んでいき、
同じ強さで、向かってきます。
だからこそ、夢中になれるのかもしれません。

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2009.02.13

鳥カレー@ミュン(浅草)

ご近所シリーズ。
今日は、ベトナム・サイゴン料理のお店
「ミュン」でランチ。

緑の看板が目印の
こじんまりしたお店です。
どうやら本郷にもお店があり、
浅草店は支店のようです。

注文したのは、
外のメニューにも写真入で
紹介されていた「鳥カレー」。
大盛り頼んでも無料ということなので、
もちろん大盛りで(^^;

カレー自体はサラサラのスープ系。
骨付きの鳥肉が入っていて、
ほろほろと身が柔らかくほぐれるほど、
よく煮込まれています。
辛さも程よく、とても食べやすいカレーで、
わたし的には満足です。

何といっても、食後のコーヒーがついて
700円と、ここ浅草では、
とてもリーズナブル。
お店の女性も、
笑顔が印象的で、好印象。
ごっそさん、また来ます。
今度は夜のコースかな。

ベトナム・サイゴン料理 ミュン@浅草
東京都台東区駒形1-12-10 茜日伸ハイツ1F
03-3841-2136‎
ランチ  11:00~15:00(L.O.14:30) 
ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)
無休

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2009.02.12

岡潔 数学の詩人

岡潔―数学の詩人 (岩波新書)
高瀬 正仁
岩波書店
売り上げランキング: 12324

問題Fが何だか解けそうな気がしてくる……のときが
既に至難である。問題Fだけはやはり解けそうもない
(当観無情)

今日解けたと歓喜するけど、
明日になれば解けるはずがないと絶望する、
そんな日々を繰り返す数学者という
存在はいつもわたしを惹きつけてやみません。

岡潔という数学者は寡聞にして、
初めて知りました。

専門的な部分は、
全くもって理解できませんでしたが、
精神的に不安定な時期と、
学問的に収穫のあった時期とが、
ごく近接していたという人生に、
驚きを禁じえません。
まさに天才なんでしょうねぇ。

途中、加古川(一時期住んでた)に
大いに惹かれたとか、
淡路鉄道(淡路に鉄道!?)の記述があり、
親近感を覚えたり、
びっくりしたりしたものの、
概してちょっと重苦しい
読書でしたね(^^;

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2009.02.11

新世界より

新世界より 下
新世界より 下
posted with amazlet at 09.02.11
貴志 祐介
講談社
売り上げランキング: 1247

「敵は内にあり」ですね。

上下巻あわせると、
1000ページを越す大ボリュームです。
でもそんなことを
全く感じさせない面白さです。

一旦滅亡の淵に瀕した
世界のその後(よくあるパターンですね)、
呪力を持った人類によって、
世界の各地で小さなコロニーが、
それぞれ運営されています。

そういうコロニーの一つに生まれた
仲良し5人組の物語です。

呪力を持つが故の
人類に課せられたストッパー、
そこから生まれる恐るべき存在、
「悪鬼」と「業魔」、
そして数々のけったいな生き物、
これらのその世界の過剰なまでの抑制と
その反動ともいうべきものたちが、
実に印象的です。

最後はそのけったいな生き物の一つにまつわる
衝撃的な秘密が明らかになるんですが、
それは読んでのお楽しみ。

ドボルザーク「新世界より」の「家路」、
下校時によく聞いたもんですが、
そのなにやら物悲しい感じが、
読み終わった後、心にしみます。

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2009.02.10

建築史的モンダイ

建築史的モンダイ (ちくま新書)
藤森 照信
筑摩書房
売り上げランキング: 3753

さすがは建築探偵団、
調査ならぬ捜査の基本、
「現場がすべて」を
地で行く凄みとでもいいましょうか、
ならではの作ですね。

さて目次です。


 1 建築とは何だ??(建築と住まいの違いとは?
  住まいの原型を考える ほか)
 2 和洋の深い溝(和と洋、建築スタイルの根本的違い
  教会は丸いのだ ほか)
 3 ニッポンの建築(日本のモクゾウ
  焼いて作る!?建築 ほか)
 4 発明と工夫(ローマ人の偉大な発明
  ガラスは「石」でありえるか? ほか)

中でも面白かったのが、
お城の話。
何であれほど目立つのか。
それは、

 高くそびえるくせに白く塗られている

からだとか。

他にも茶室と四畳半の話とか、
興味が尽きませぬ。

そもそもそれ相応の理由があっての
建築でしょうけど、
じゃ一体、建築の発祥って?
探偵の名推理を
お楽しみあれ。

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2009.02.09

遊びは終わりらしい

「日本のハンバーガーよ、
もう遊びは終わりだ」
ってマクドのスタッフジャンパーの背中に
書いてありました。

何か力はいってますけど、
ハンバーガーって、
日本では「遊び」なんじゃないの?
って思いました。

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2009.02.08

ハーモニー

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
伊藤 計劃
早川書房
売り上げランキング: 3755

和の国・日本ならではの一作。

和洋折衷、
和魂洋才、
和室に、
和をもって貴しとなす。

和は日本の象徴って気がします。
そして、ハーモニーは調和。

そんな和にとって一番大事なのは、
我慢じゃないかな。
少しずつ自分をあきらめる、
降り積もる不満、
それが臨界点を超えるとき、
何が起こるかを身をもって知った
世界の目指す先に、
なにがあるか。
それがこの話のテーマだと思います。

我慢しなくてもいい世界、
それは全体と一つになること、
何も選ばない、
何も主張しない、
何も起こらない。

それを幸せと呼ぶかどうかは、
アナタ次第。

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2009.02.07

覇者と覇者

覇者と覇者  歓喜、慙愧、紙吹雪
打海 文三
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 8688

上巻六章、下巻三章。
これがすべてです。

内乱の日本が、
何とかかんとか、
それに終止符を打ちかけてます。

まだまだ難しい局面が多々あるでしょう。
でも、それでも孤児たちは、
それを切り抜けていくでしょう。
そして、その後に待つ安らぎや、
ぬくもりに身を浸しながら、
希望へと歩き出す、
そういう未来が描かれていたに違いない、
今となっては、そう願うだけです。

「お前が罪を犯すなら、
わたしも罪を犯そう」
パンプキンガールズのモットーです。
ぎりぎりの状態での連帯、
苦しい状況でこその団結、
これが戦いを生き抜いてきた
彼らの強さだったように思います。

戦いのその後の平和、
そしてその平和を後に残すための
新たな戦い。
そうやっていのちを続かせる、
人はおろかでどうしようもないけど、
そうやって進むしかないのかな、
いつか止まるまで。

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2009.02.05

経済ってそういうことだったのか会議

経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
佐藤 雅彦 竹中 平蔵
日本経済新聞社
売り上げランキング: 202

やっぱり対談ものって、
わかりやすいですねー。
といっても、
対談する二人にもよるんでしょうけど。

----------------------------------------------
- 第1章 お金の正体―貨幣と信用
- 第2章 経済のあやしい主役―株の話
- 第3章 払うのか取られるのか―税金の話
- 第4章 なにがアメリカをそうさせる―アメリカ経済
- 第5章 お金が国境をなくす―円・ドル・ユーロ
- 第6章 強いアジア、弱いアジア―アジア経済の裏表
- 第7章 いまを取るか、未来を取るか―投資と消費
- 第8章 お金儲けはクリエイティブな仕事―起業とビジネス
- 第9章 人間とは「労働力」なのか―労働と失業
- 終章 競争か共存か
----------------------------------------------

”共同体のあり方”、
これが経済学のもともとの意味らしいんですね。
そこからはじめると、
税金のあり方とか、
投資のこととか、
労働のこととかが、
結構ぐっとひきつけられて見える
というか、ポンッと、
膝を叩きたくなったりします。

アメリカには、
「ニューワールド」
「フロンティア」
「多様性」
という3つの概念が
欠かせないってのも、
うんとうなずかせますね。

最後に竹中語録からいくつか。

----------------------------------
- 自らをリスクの中に置くことによって初めて
- 自分たちの社会が変われる
----------------------------------

----------------------------------
- どれだけの資本が
- 消費をあきらめることによって
- 投資されたか
----------------------------------

----------------------------------
- ひょっとしたら失敗するかもしれないけど、
- 成功すれば大儲けができる。
- いずれにせよ結果については
- 自分が責任を負う。
- つまり民間の自己責任において
- やってるところが資本主義なんです。
----------------------------------

----------------------------------
- リスクを取らないと
- リターンは上がらない。
- それが成熟したマーケットだ。
----------------------------------
----------------------------------
- 経済学者の仕事が終わったときに、
- 実は本当の人間の問題が始まる。
- (ケインズ)
----------------------------------
----------------------------------
- 経済学は人間を「労働力」と見てる
----------------------------------

----------------------------------
- 失業をなくす、
- それが政府の最終的な目的なんです。
----------------------------------

最後の言葉なんて、
今こそ声を大にして、
訴えて欲しいもんですね。

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2009.02.04

信頼の構造

信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム
山岸 俊男
東京大学出版会
売り上げランキング: 11616

思った以上に学術書でした。
って、出版社からしたら、
あたりまえかcoldsweats01

えーと、目次はこちら。
---------------------------------------
- 1章 信頼のパラドックス
- 2章 信頼概念の整理
- 3章 信頼の「解き放ち」理論
- 4章 安心の日本、信頼のアメリカ
- 5章 信頼とコミットメント関係の形成
- 6章 社会的知性としての信頼
- 終章 開かれた社会の基盤を求めて
---------------------------------------

仮説→実験→検証→条件変えてまた実験…
の繰り返しです。
そうやって、
------------------------------------------
- 集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する
------------------------------------------
というメッセージを明らかにしていきます。

印象的だったのは、
「安心」と「信頼」の違いについてです。
今までは何とか「安心」でやっていけた、
でも今やネットワークの広がりと
そのスピードによって、
「安心」ではたちゆかなくなっている、
そこで「信頼」が大事なんだ、と。
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- 人間の心を理解するためには、
- 心そのものの内側から出発するのではなく、
- 心のおかれた環境から出発する必要がある
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でもゴールは、
心そのものの中のような気がします。

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2009.02.02

絶対帰還。

絶対帰還。
絶対帰還。
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クリス・ジョーンズ
光文社
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宇宙には人の感情を増幅する 何らかの力が存在するということだ。

大気圏突入後爆発した
あのコロンビア号の事故の裏で、
宇宙に取り残された
3人の宇宙飛行士の物語です。
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- 第1章 単純な機械
- 第2章 向こうの世界
- 第3章 孤独の地形
- 第4章 時間と距離
- 第5章 あなたは遠く
- 第6章 孤独のいちばんいいところ
- 第7章 地球照
- 第8章 細い糸
- 第9章 管制センター
- 第10章 問題発生
- 第11章 世界の重さ
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彼らにとっては、
「Home」は、
地球であり、
また、宇宙でもあるんでしょうね。

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2009.02.01

ハンバーグランチ@モンブラン(浅草)

ご近所シリーズ。
結構有名らしい洋食屋さん。
何で有名かというと、
6種類のハンバーグで。

今日はその中で、
一二を争う人気という、
イタリアンハンバーグランチを頂く。

熱々の鉄板皿に、
チーズとピザソースがかかった
ハンバーグが登場。

ハンバーグは柔らかめ。
肉汁ジュワーッということもなく、
ピザソースが甘酸っぱく、
肉本来の旨みよりも強いかな。

お昼時はこの6種類の
ハンバーグランチのみらしく、
わたしとしては、
ちょっとがっかり。
実をいうと普通の洋食屋さんとして、
チキンカツを食べたかったもんで。

土日はランチをやってないようなので、
その時にまた来てみますかね。

モンブラン@浅草
〒111-0032 東京都台東区浅草1-8-6 ファミール浅草1F
03-5827-2771
11:00~22:30(L.O.22:00)
定休日なし
http://www.monburan.co.jp

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