はい、もう題名が伝えるとおりの本です。感想を書くよりも、印象に残ったフレーズを羅列することにする。
まずは、グラハム・ベルの業績に驚いた。電話以外に、金属探知器、人工呼吸器を発明し、ナショナル・ジオグラフィック教会を創設し、「温暖化効果」と言う言葉を造りだしたとのこと。
そのベルによると、
●教育とは「外から何かを植え込むことではなく、先へ進む力を内から引き出すことであり」「心の鍛錬は子供にとっては欠かせないもので、それによって子供たちは論理力を伸ばし、好奇心を喚起される」
父ユージン・オニールより、息子へ。
●結局のところ、親の助言などクソの役にも立たん。そのことはおまえにも私と同じように分かっているはずだ。私にできるのはせいぜい、自分が本当にやりたいことに向かって努力し、その能力を身につけられるようおまえを叱咤激励することだけだ。なぜなら、どんな愚か者でも、自分がやり遂げたい目標に向かって懸命に努力することだけが幸せになる唯一の道だと知っているからだ。その後のことは全てお前しだいだ。自分が何をしたいのか、お前はそれを自分で探して見つけ出さなければならない。
●私がおまえの精神にしっかりと植え込みたいのは、つまり、人生の本当に重要な決断をするときには、他人の力は借りられないということなのだ。他人がどんなにそうしたくてもそれは無理なのだ。自分だけが頼りなのだ。それが我々一人ひとりの運命であり、それを変えることはできないのだ。あるがままに受け入れるしかない。そしてお前はもうそのことを理解してもいい年齢なのだ。
父セオドア・ルーズヴェルトより、息子へ。
●…何にしても人生はある程度までは賭けなのだ。
父ジョン・スタインペックより、息子へ。
●人間は孤独な動物だ。だから人間は生きているあいだずっと、少しでも孤独でなくなろうとするのだ。
●失恋を恐れてはならない。ふさわしい恋なら必ず実るものだ。大事なのは焦らないことだ。その人にふさわしいものはけっして逃げていったりはしない。
父シャーウッド・アンダーソンより、息子へ。
●文章を書くことにも絵を描くことにも、特別なコツなどない。ある程度しっかりとしたものが書けるまで、俺は十五年間せっせと書き続けた。
父N・C・ワイエスより、息子へ。
●行動することへの原動力は、その行動の結果ではなく、行動そのものの中にとどめておくべきである。
父ジョージ・パットン・ジュニアより、息子へ。
●「戦場では良い兵士」などというものは存在しないのだ。兵士は常に良い兵士か悪い兵士かのどちらかなのだ。
父ジョン・オハラより、娘へ。
●包み隠さずに言えば、私はいまも一日を単位にして同じ事を続けている。あの馬鹿ばかしい運動も毎日やっているが、それも一生これを続けるのだと思ってやっているのではなく、とにかく今日はやろうと思って続けている。明日さぼりたいという誘惑に駆られたとしても、その問題の解消は明日に任せればいい。
母エレノア・ルーズヴェルトより、息子へ。
●人には愛している人のためにしなければならないことがあって、それをしなければ愛は死に絶えてしまうのです。
父オスカー・ハマースタインより、息子へ。
●あらゆる童謡の中で最も力強く、真実で重要な歌詞は、ジャック・ホーナー少年の「俺はなんていい奴なんだ」という歌詞なのだ。
メアリー・フランシス・ケネディ・フィッシャー
●どうせ生きるために食べなければならないのなら、食べるのを楽しんだほうがいい。
ジョージ・ハーバード・ウォーカー・ブッシュ
●強くあれ、優しくあれ、気概をもて、分別をもて。そして、自分がどれほどみなに感謝しているか、まわりの人間に見せてやれ。
●あなたが目を上げたとき、私はいつもそこにいる。
オレも毎日何通かメールを書くけど、それは残されるべきものとして書いているわけでもなく、ましてや、残ることに対しては何の期待もしていないし、実際残ったりしたら困ったりもする。やはり残してもらいたいものは、紙に、手紙としてしたためる気がする。
(新潮社・315頁・11/20~26)
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